人生100年時代を生き抜くための考え方
先日、新世代が解く!ニッポンのジレンマという番組を観ました。
昔から大好きな番組で、古市憲寿さんや猪子寿之さんを知ったのはこの番組です。
オレンジの机の上で交わされる知的なトークが印象的。
朝まで生テレビの若者バージョン的な番組です。笑
そんなことはさておいて。
これからの時代の働き方がテーマだったのかな。
20代と思われる若者数十人とLIFE SHIFT(ライフ・シフト)の著者リンダ・グラットンさんとの対談でした。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)話題になりましたよね。
書店のおすすめコーナーにいつもありました。
私はまだこの本を読んでいないのですが、番組内では本の内容を中心に語られていたので、概要はわかりました。
年々、医療の発展とともに平均寿命も伸びましたよね。
これからの時代は100歳まで生きるのが当たり前になって、60歳定年リタイアというのが時代に合わなくなっていきます。
仮に60歳でリタイアしたとして、100歳まで生きるって40年ありますよ。
どうしましょ(´・ω・`)
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)の著者リンダ・グラットンさんは、これからの時代を生き抜くための戦略としてこのように考えています。
人々の人生はこれからどう変わっていくのか?
大事なキーワードは2つ
- 人生のマルチステージ化
- 無形資産
世の中の人々は主に、人生を3つのステージで歩んでいきます。
それは、教育・仕事・引退(退職)です。
義務教育を受けて、就職して、60歳で定年退職して。
それぞれ紆余曲折はあるにせよ、大きなルートは殆ど同じです。
しかし、時代の変化とともにより多くのステージから人生を選ぶ人が増えています。
つまり、〇〇歳からこのステージという区分がなくなっているということです。
何歳でも学校に行って学んでいいし、日本を飛び出したって良い。
定年退職なんて無くて、生涯現役でも良い。
働き方や生き方がどんどん多様化しています。
それが今の時代であって、これからの時代でもあるのです。
2つ目の無形資産は、これまた3つに分けられます。
- 生産性資産
- 活力資産
- 変身資産
生産性資産:仕事に役立つ知識やスキルなど。仕事につながる人間関係や評価。→価値を生み出すものやきっかけとなるもの。
活力資産:健康・友人・愛など。肉体的・精神的な幸福感、充実感をもたせてやる気を掻き立てるもの→エネルギーの源
変身資産:人生の途中で新しいステージへの移行を成功させる意思と能力。
これからの時代は”意味合い”が大事になってくるのかなと思います。
単にお金を稼げばそれで良いという時代ではなくて。
何のためにそれをやっているのか、それをやることによって自分は何を得るのかということ。
好きをことを仕事にするってよく言われていますしね。
LIFE SHIFT(ライフ・シフト)の著者リンダ・グラットンは、加えてこんなことも言っています。
大切なのは”質の高い時間”
- 今日は気持ちよかったな
- 気持ちの良い時間が過ごせた
など幸福感を感じる時間の使い方が大切であると。
これは普通のことですよね。
なぜなら人生は一度きりしかないし、ましてや自分の人生だから。
なのに、私達は大人になると嫌なことを我慢しながら人生を過ごしてしまいます。
それが当然のことのように。
そして長い年月をかけて目が死んでいき、定年退職後には屍のような風体になるという結末。
想像するだけでも怖いです。
なんでこうなってしまうのでしょう。ホントに不思議ですよね。
”世間体”というのはこうも人間を洗脳するのかと思います。
時代は明らかに変わっていきます。
平均寿命は長くなり、それにともない私達の人生も長くなります。
それを善しとするのか否かは個人の問題ですが、せっかく人生楽しみたいものです。
せめて屍にならぬように。
人生100年時代を生き抜くための考え方としては、
好きなことをするに尽きるのではないでしょうか。
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平成最後の花火大会に向けて、6月は恋愛月間にします!
あっという間に6月になりましたね!
先月は、
- 看護師として再就職
- 心理学の勉強をはじめる
- 恋愛に本腰を入れる
主にこの3つかな。
メンタリストDaigoさんのニコ生チャンネルに登録したことは非常に良かったです。
心理学というと”相手の心を読む”ことがメインだと思っていたのですが、そうではなくて自分の人生をより豊かにするためのメンタルコントロール。
それが心理学の本質なのかなと思いました。
その中で、私は恋愛心理学について今月は力を入れて学ぼうと考えています。
毎年、毎年「今年こそは彼氏と聖なる夜を過ごすんやー!」と言ってる様。
嘆くだけの人生はそろそろ終わりにしたいのです。
そして今年は平成最後のイベントがたくさんあるので、より濃厚な1年にしたい!!
単純にパートナーが欲しいという自己欲求と学んだことのアウトプット(効果検証)をしたいという思いで6月を恋愛強化月間にしました。
今年の最終目標は、「クリスマスを彼氏と過ごすこと」です。
そこから逆算して、
8月 彼氏と平成最後の花火大会に行く
7月 彼氏ができる
6月 気の合う男性とお食事に行く
大まかに書くとこんな感じです。
8月以降の目標も立てなければ(・∀・)
確か、実現したい目標は完了形で書いたほうが良いというのを以前なにかで見た気がします。
ちょっと書き直そう。
上記の書き方だと”できたらいいなぁ”的な感じになってますもんね。
12月 彼氏とディズニーランドで聖なる夜を過ごしました。人生初のディズニーは楽しすぎて最高のクリスマスでした。
8月 3年振りの浴衣姿で彼氏と花火大会に行きました。人混みの中をエスコートしてくれた彼はとてもカッコよかったです。平成最後の夏は、最高の思い出になりました。
7月 お付き合いをしてからの初デートは夏祭りでした。久々のデートにドキドキしましたが、最高に幸せな時間でした。
6月 素敵な男性から告白されてお付き合いスタート。幸せ過ぎて仕事のモチベーションもあがりました。
より具体的な内容に訂正して目標書きました(*^^*)
現状としては、3人の男性の方とお食事の約束をしています。
ここから発展していけたら幸せですね。
平成最後の花火大会に向けて、がんばっていきます!
加油ー!!!!!
幸せホームレス小谷真理〜1日50円で売るオトコ〜
"幸せホームレス"との10日間
そんなサブタイトルが付けられた番組に、
芸人の小谷真理(こたに まこと)さんが出演されていました。
- 赤い服がトレードマークのホームレス
- お金や食事に困らない「幸せホームレス」
- SNS時代の「フーテン寅さん」に10日間密着
というのが番組の内容です。
ホームレスなのに幸せ!?
幸せホームレスって何だろう。
そう感じる方も多いはず。
それは私も同じです。
私が抱くホームレスのイメージは、
家もお金も仕事もなくて、今日一日を生きるのに必死な人。
傍から見て正直、幸せと言えるものではありません。
私だったらそんな生活嫌だなと思っちゃいます。
でも小谷さんの生活には憧れます。
その違いは何か?
小谷さんのホームレス生活は約5年
その間、出会いを求め続けたと言います。
つまり、人とのコミュニケーションを大事にしてきたんですね。
キングコング西野さんからも、「小谷ほどの信用持ちはいない」と言われている程です。
小谷さんは元お笑い芸人です。
がしかし、お笑いで生活できなくなり1日50円で何でも引き受けますと自分をネットショップで売り出したところ人気急上昇!!
SNSでどんどん依頼が入るようになりました。
そんな彼の魅力は何か?
私自身とても気になりました。
番組を通してですが、はじめて観た印象としては、
”穏やかで凪な人”
ボケっとしてそうな雰囲気はありますが、
依頼者の悩みや相談はしっかり聞くし、
小谷さんなりのアドバイスもしている。
しかも押し付けがましくない。
人の話を聞くというのは当たり前のことなのかもしれませんが、親身に相手の話に耳を傾ける人は中々いないと思います。
ここで少し心理学の話になりますが、
人は褒められたり、認められた時に嬉しいと感じるます。
そして、褒めてくれた(認めてくれた)相手に対して好意・尊敬を持つという性質があります。
それは”承認欲求”というものがあるからなんです。
この人は私のことを理解していると思うと安心するのです。
上っ面な言葉は要らないんだよね。
小谷さんはとても温かい人。
世の人々の承認欲求を満たすスーパーマンなのだと感じました。
だから、愛されているんやなと(*^^*)
そして1日を50円で売るだけでなく、
SNSで自分の口座残高を公表した小谷さん。
凄いですよね!!
「お金がないから、誰か振り込んでくれ!」
と口座情報とともに投稿したところ、支援をしてくれる人がいたそうな。
助けてくれと素直に言えるところ彼の魅力なんだろうな。
私だったら、1人で思い悩んで仕事して稼ぐという手段を選んでしまいます。
お金がないことは、自分の弱みだと捉えて羞恥心からその事実を隠してしまう。
隠してしまうということは、結局のところ”自分の弱さ”を受け入れられていないんですよね。
だから、辛いんだよな。
弱さを受け入れるって、とても勇気のいることだし、
素直に吐露できる人はカッコよくも見えてしまいます。
今回は番組を観ただけですが、
本人を目の前にしたらまた違うんだろうなと思います。
次は、リアル小谷さんを見てみたいです。
その”好き”は友情か愛情か
週末は読書の日です。
本日は「今日から使える行動心理学」という本を読みました。
日常の行動心理学から恋愛心理学まで、幅広い内容が書かれています。
イラスト付きなので、とてもわかりやすく読みやすい一冊ですね。
本を読むのは苦手、でも心理学をこれから学びたいという方にオススメです!
その中で、自分の気持が友情か愛情かというものがありました。
つまり、この”好き”という感情は友達としてなのか(LIKE)、恋人(LOVE)としてなのか?というもの。
この感情、みなさんも一度は経験があるのではないでしょうか?
その時に、この感情がどちらなのか判断する方法というものがあります。
それが好意尺度と恋愛尺度です。
サウスカロライナ大学のデイヴィスが提唱したものです。
彼は、恋愛感情と好意感情は別物と謳っています。
その線引きの基準として、それぞれ3つの尺度を示しました。
恋愛尺度:
- 親和・依存欲求(一緒にいたい、この人がいないと困る)
- 援助傾向(この人のためなら犠牲を払える)
- 排他的感情(独占したい、誰にも渡したくない)
好意尺度:
- 好意的傾向(この人が好き、人として好き)
- 尊敬的傾向(この部分が尊敬できる)
- 類似性(趣味や嗜好が似ている)
異性に告白された時、その感情がどちらかわからない。
つまり、好きという感情がわからないということがあると思います。
そんな時は、この尺度を参考にすると良いかもしれませんね。
本書の中では、好きという感情がわからない場合、無理に結論を出す必要はないと述べられています。
少なくともどちらかわからないという時点で、”好き(LOVE)”ではないのは確かなのだからと。
本当に好きだったら、YESとすぐに答えが出せそうですもんね。
だけど、迷う時もありますからそんな時はこの尺度で考えて見てください。
私も昔、好きかどうかわからないという感情に悩んだ経験があります。
当時お付き合いをしていた彼に対してです。
その時、どう向き合って良いのかわからなくて、自分の感情の整理もうまく出来なくて「好きかどうかわからない、だから距離を置きたい」と言ったことがあります。
彼にしてみれば、そんなこと言われてもという感じだったと思います。
当時を振り返って考えてみると、私の彼に対する感情は愛情。
一緒に過ごした日々を思い出してみても、その行動は恋愛尺度に当てはまるのです。
何事も後悔は付き物だと思います。
でも、自分の感情が整理しないまま、ことが終わってしまうのはなんか悲しいですね。
少なくとも自分が納得した上で終わりを迎えたい。
それはわがままなんでしょうか。
だから私は心理学を今学んでいます。
相手のことを理解するためと自分の感情(心)を理解するためです。
今日は素敵な本に出会えました。
なんせ、昔のモヤモヤを解消してくれたのだから。
人は自分と似た人を好きになる
「今年のクリスマスは彼氏と過ごす!」
そんなことを私は毎年言っています笑
どうも私は恋愛が得意ではないようです。
もう26歳ですが、ディズニーランドや花火大会、温泉旅行、、、。
好きになった人と行きたいところはたくさんあります。
このままじゃいかんと思い、恋愛を学ぶことにしました。
心理学で有名なメンタリストDaigoさんのニコニコチャンネルに登録。
科学的根拠に基づいた解説してくれるのでとてもわかりやすく、もうワクワクしかないです。
本題!似た人を好きになるとは?
人は自分と似た人を好きになるとはよく言ったものです。
確かに、趣味や嗜好が合う人とは会話をしていて楽しいです。
しかし、自分とは真逆のタイプの人を好きになる人もいるでしょう。
例えば、世話好きな人が甘えん坊な人を好きになるとか。
では、人は自分と似た人を好きになるというのは嘘なのか。
似た人を好きになるとはどういうことなのか。
まずはその部分を解明していきます。
これがわかると気になる相手と仲良くなりやすいし、恋愛じゃなくても親密な人間関係をつくれるとDaigo様が言っていました笑
私も最近実践しながら検証してます。
「〇〇」が似ている人ほど魅力的
ここで重要なポイントは「態度(行動)」が似ているという点。
自分と意見や態度が似ている人を好きになるし、似ている人ほど魅力を感じやすいとか。
同じような反応や行動を示す人のことですね。
意見が似ている人も好きになるということなので、考え方や価値観もここに含まれるます。
反対に、「性格」は自分と異なる方が魅力的に感じるそう。
先ほども書いたように、世話好きな人と甘えん坊の人のような関係です。
ただ、性格に関して言えば必ずしもということではありません。
例えば、外向的とか内向的といったタイプがありますが、
外向的な人は内向的な人 / 外向的な人両者から好かれるというデータがあります。
*外向的:人に関心をもち、人付き合いを積極的におこなう人。
*内向的:自分の内面に関心をもち、人との関わりをもちたがらない人。
なので、性格に関しては類似性や相補性よりも一般に好かれる性格というものがあるということがわかっています。
似たしぐさをして自分の魅力を伝えよう!
態度が似ている人に魅力を感じるという点を使うなら、会話の中で相手と同じような反応や行動を示すと良いですね!
「私と同じだ!」と思ってもらうことが、親密な関係を築く上ではとても大切になってきます。
また会話中は、相手の考えなどに同調するとなお良し。
価値観が似ている人って案外少なかったり、目の前にいるだけで嬉しい気持ちにもなりますよね。
男女の恋愛に限らず、友人や仕事の人であっても十分に応用できそうです。
人付き合いって正直面倒くさいと思うことが多かったのですが、検証しつつゲーム感覚で親密度を高めていくのもありなんじゃないかと思いました。
恋ごころの科学
休日は、メンタリストDaigoさんの動画視聴にハマっています。
動画内でたまにおすすめの書籍を紹介して下さるので、観た後は図書館に行って借りて読んでいます。
今日読んだ本は「恋ごころの科学」というもの。
恋愛を心理学の面から解読した本で、たくさんの調査や研究結果に基いて分析されています。
Daigoさんの動画と本の内容がリンクしている部分が多いので、とても読みやすいです。
動画で学んだ内容に追記していく感じで、本を読むとより理解が深まります。
そして、本を読んだ後にもう一度Daigoさんの動画を観るとさらに理解が深まります。
本の内容はこんな感じ
・態度は似ている人ほど魅力的
・魅力ある異性のパターン
・美人が得をしない場合
・好かれる女性の条件
・男女別の嫉妬
私は恋愛が決して上手い方ではなくて、好きになった人と中々両思いになれません。
今年こそは彼氏とクリスマスを過ごすぞ!と何年も言っている始末です。
これはどうにかしなきゃと思い心理学の勉強をするようになりました。
恋愛以外にも、親密な人間関係の構築だったり、コミュニケーションだったり、磨きたいことがたくさんあるので!!
相手をコントロールするためではなく、相手を理解して自分の行動を改めていこうという思いです。
Daigoさんが個人的に好きということと実践しやすい解説をして下さるので、ついついハマってしまいます。
時折出る毒舌も好きです!!
若さに安住するのが一番いけないですね。
自分の魅力を理解し、ピカピカ磨いて幸せを築いていこう。
人脈を広げるためのスーパーコネクター
今月からメンタリストDaigoさんのニコニコチャンネルに登録しました。
今月は人間関係をメインに放送をして下さるということもあって、人間関係の構築が苦手な私はいつも楽しみにしています。
特に今月は新しい職場で働くことになったので、Daigoさんのチャンネルで学んだことを実践していこうと思っています。
今回書くのは、スーパーコネクターというもの。
少ない人間関係で、大きなネットワークをつくるためにどうしたら良いか?というもの。
友達の数は多いほうが良いとずっと思っていましたが、そうではなくて大事なのは「質」
何人いるかではなく、どんな人がいるかが大事だと話されていました。
友達と呼べる人が少ないことに引け目を感じていた私にとって、この言葉は聞いてホッとしました。
ただ、友達と呼べる人や最近出会う人は良い人ばかりで、人に恵まれているなと思います。
もっと自分の人生を良くするために、質の良い人で囲まれたいです。
今まで出会った人の中には、同じ場にいるだけでストレスを感じてしまう人もいました。
前の仕事は特にそれが強くて、毎日が苦痛でした。
今月はそのコミュニティからも抜けたので心機一転で変えていきたいです。
話が少し逸れてしまいました。
スーパーコネクターとは、簡単にいうと色んな人と繋がっている人です。
単に友達の人数が多い人ではなく、色んなジャンル・職種・年齢と繋がりがある人のことを指します。
あなたの身近にもいませんか?
俗に言う、顔が広い人です。
その人と繋がりをもって、人脈を広げていこうというが少ない人間関係で最大限の成果を出すための方法です。
ここで大事なポイントは、社交範囲が過剰に広い人を探すこと。
先述したように友人は数ではなく「質」
何人いるかではなく、どんな人たちがいるかなので社交範囲が重要になってきます。
では、どうやってその人たちと出会うのかという話ですが、生息地と特徴を掴めば大丈夫です。
生息地:社交場
特徴:人を褒めるのがうまい
スーパーコネクターは他人を誘うのが好きだそうです。
考えてみれば確かにそうかもしれません。
自らさそい繋げてネットワークを広げる。
それを繰り返していきながらまた新たな人脈を築く、、、。
また人を褒めるのも上手い。
つまり、他人を褒めながら人誘っている(あるいは紹介している)人を探す。
これがスーパーコネクターの見つけ方です。
信じ抜くんだたとえひとりになっても
”信じ抜くんだたとえひとりになっても”
お笑い芸人西野亮廣さんが約4年半かけて制作した絵本「えんとつ町のプペル」
その絵本の中に登場するフレーズです。
無料公開をしたことで大きな話題になりました。
最近では映画化も決まったそうですね。
色んなところで話題になっているので、タイトルだけ知っている!
そんな人もいるのではないでしょうか。
まだ読んだことない人にぜひオススメしたい良書。
それがえんとつ町のプペルです。
この本が伝えたい事は、自分を信じることの大切さだと思います。
現代社会において、夢を見る人は叩かれます。
ときには鼻で笑われることもあるでしょう。
でも自分が描いた夢ならば、叶えたい夢ならば最後まで信じて進んで欲しい。
そんなメッセージが込められていると感じます。
えんとつ町に現れたゴミ人間”ハロウィン・プペル”が、煙突掃除屋の少年”ルビッチ”と出会って星を探す物語。
ストーリーは、このようにして始まります。
4000メートルの崖にかこまれ、外の世界を知らない町がありました。
町はえんとつだらけ、モクモクと煙があがりここに住む人たちは青い空を知りません。
輝く星も知りません。
ある時夜空を駆ける配達屋さんが煙を吸って咳き込んで配達中の心臓をうっかり落としてしまいました。
視界が悪いので、どこに落ちたのかもわかりません。
配達屋さんはさっさと諦め、夜の向こうへスタコラサッサ、、、
そう、この町は視界が悪く青い空さえも見ることができません。
えんとつ町に住む住人は当然、星の存在を信じていません。
だから、星を探そうとする人を叩くのです。
どうせ無理だ、そんな馬鹿なことをして、、、と。
煙突掃除屋のルビッチは、亡き父が見たという”ホシ”の存在を信じています。
そして、その星を探すのですが周りの友達からはバカにれるんですよね。
だって彼らは星の存在を信じていない人たちだからです。
ただひとり星を探している少年ルビッチは孤独なのです。
そこに、この物語の主人公であるプペルが登場します。
もちろん彼も孤独なのです。
なぜなら彼はゴミ人間。ゴミからできた身体は臭く周りの人たちからも避けられています。
そんな孤独なふたりが出会い共に”ホシ”を探す物語。
それが、えんとつ町のプペルです。
だがしかし、ただ単に”ホシ”を探すだけの物語ではありません。
一緒に探すと誓ったのに、もう二度と会わないと決別をするシーンがあります。
少年ルビッチが、いじめっ子のアントニオにこっちに来いよとそそのかされるのです。
あんなヤツと一緒にいないで、こっち来いよと。
そう彼らは”ホシ”の存在を信じない人たち。
この集団に戻った時点で、ルビッチの”ホシ”探しは終わってしまいます。
ホントはやりたいことがあるのに、周りにそそのかされてグッと我慢してしまう。
結果として望まない環境にいる。
そんな状況を表しているようです。
ここでルビッチがプペルに放つ言葉も冷たい。
もうキミとは会えない。もうキミとは遊ばない
本心じゃないくせにと思いながら、読者の私も悲しい気持ちになりました。
そんなことで諦めてしまうの?と。
物語にはちゃんと起承転結というものがあって、”ホシ”は見つけられませんでした、、なんて結末にはならないわけです。
一度”ホシ”探しを諦めたルビッチの元に、プペルは自ら会いにいきます。
一緒に過ごしていたあの時とは違い、ボロボロに変わり果てた姿で会いに行くのです。
急がなきゃ、ボクの命がとられる前に
そうルビッチに告げ、彼を連れ出します。
ここからが、この物語のクライマックスです。
- なぜ、命がとられる前になのか?
- プペルは死んでしまうのか?
- なぜ”ハロウィン・プペル”なのか?
その謎が、最後に全てわかります。
この物語は、決して子どもたちだけに向けられたものではありません。
夢をみて、夢を語って、夢に向かって行動をして、鼻で笑われて、叩かれて、揚げ足をとられている
そんな”アナタ”に向けられた物語です。
信じ抜くんだ、たとえひとりになっても