悩める大人に観て欲しい!映画「プーと大人になった僕」
はちみつが大好きな黄色いクマさん。
それが、私の中でのプーさんの印象。
まん丸お腹が可愛くて、ディズニーキャラクターの中でも一番大好き!
でも、アニメをちゃんと観たことがありませんでした。
だからストーリーがよくわからなかったんですね。。。
なので、事前にアニメ版を観て今回この映画作品を観ました。
プーさんってどんな話なの?
私と同じように、ストーリーをきちんと知らない人案外多いのではないでしょうか。
プーさんのお話はいくつかありますが、大筋を理解するには1本の映画で十分です。
「くまのプーさん 完全保存版」
90分程度の長編映画ですが、3つの短編映画を繋ぎ合わせた作品になっています。
- プーさんとはちみつ
- プーさんと大あらし
- プーさんとティガー
完全保存版では、それぞれ繋ぎシーンを入れて構成されています。
なので、これらの作品を別々に観ても問題はありません!
イーヨーの超ネガティブな感じが好き
人気キャラクターがたくさんいるのも納得なのですが、その中でもイーヨーが私は好きです!
好きになったきっかけは、「プーさんとはちみつ」の中でのこんなシーン。
尻尾が取れたイーヨーのお尻に、クリストファー・ロビンが釘で付け直すところがあります。
そこでクリストファー・ロビンはイーヨーに、
「尻尾の位置はここで大丈夫かな?」と問いかけます。
その問に対してイーヨーは「どうでもいいよ」と答えるのです。
どうでもいい!?!?!?!?!?笑
どうせまた取れるんだから尻尾の位置なんてどうでもいい。
とイーヨーは言うのですね。あの低いテンションで。
ちょっと投げやりな感じがしますが、そこがまたイーヨーの魅力。
危機迫るシーンでも、ゆったりと時に任せる感じが観てて落ち着く。
”何もしないことをする”って言葉が、一番似合うキャラクターだと思いました。
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主人公は大人になったクリストファー・ロビン
100歳になっても、きみのことは絶対に忘れない。
ぼくのことを忘れないって約束して。
クリストファー・ロビンが”100エーカーの森”を去る時に、プーと交わした約束。
映画「プーと大人になった僕」は、 「くまのプーさん」で2人が約束を交わした感動の別れの後、大人になってロンドンで暮らすクリストファー・ロビンとプーの奇跡の再開からスタートします。
あらすじ
少年クリストファー・ロビンが、”100エイカーの森”に住む親友のくまのプーや仲間たちと別れてから長い年月が経ったー
大人になったクリストファー・ロビンは、妻と娘マデリンと共にロンドンで暮らし、仕事中心の忙しい毎日を送っていた。
ある日クリストファー・ロビンは、家族と実家で過ごす予定にしていた週末に、仕事を任されてしまう。
会社から託された難題と家族の問題に悩むクリストファー・ロビン。
そんな彼のもとにかつての親友プーが現れる。
プーに「森の仲間たちが見つからない、一緒に探してほしいんだ」と頼まれたクリストファー・ロビンは、子供の頃プーたちと過ごした”100エーカーの森”へ向かう。
何一つ変わらないプーやピグレット、ティガー、イーヨー、カンガルーのルーの親子。
仲間たちとの再開の喜びと懐かしい日々を感じながらも、仕事に戻らなければならないことを思い出す。
「仕事って、ぼくの赤い風船より大事なの?」と悲しむプーたち。
急いでロンドンに戻ったクリストファー・ロビンは、森に会議の重要な書類を忘れてしまう、、、。
一方、クリストファー・ロビンの忘れ物に気づいたプーと仲間たちは、マデリンの助けを借り、親友のために初めて”100エーカーの森”を飛び出しロンドンへ向かう。
クリストファー・ロビンが忘れてしまった、本当に「大切なモノ」を届けるためにー(HPより抜粋)
大人になったクリストファー・ロビンに、自身を投影して見ていました。
”もうあの頃とは違うんだ”と言う彼の気持ちが痛いほどにわかる。
だからこそ、純粋な心で”一緒に遊ぼうよ”と誘うプーをみて心が締め付けられる思いでした。
私自身、子ども時代、大人になることはとても格好いいものだと思っていました。
今よりもずっとお金があって、権力もあって、何でもできるんだと。
でも、実際に大人になると”それ”は違って
いつも心のどこかで寂しさを感じるようになっていきました。
映画の中のクリストファー・ロビンも同じだったんじゃないかと思います。
何もしないことが、とても素敵な何かに繋がる
クリストファー・ロビンが”100エーカーの森”を去る時に、プーと交わした約束は「ぼくのことを忘れない。」
実はこれ以外にも、もうひとつしたプーと交わした約束があります。
それは「何もしないをすること」
実写版映画の中でもとても大切なワードになります。
この言葉は「くまのプーさん 完全保存版」のラストで、クリストファー・ロビンとプーが世界で一番好きなことについて話すシーンで語られます。
私たち大人は常に”やるべきこと”に追われている。
そんな気がします。
仕事中心の毎日で辟易している人が多いのではないでしょうか。
それは映画の中のクリストファー・ロビンと同じですね。
- 子どもの頃と同じように生きてはいけないんだ
- 大人になるということは何かを犠牲にして生きること
そう考えている人も少なくないでしょう。
でも、ホントにそれで良いのでしょうか。
大事なモノ見失ってない?
こう一度立ち止まって考えてみるのも大事だと思います。
今自分が何を大切にすべきか。
何が好きで、何を幸せと感じていたのか。
”何もしないこと”で見えてくることが必ずあるはずです。
最後に
映画「プーと大人になった僕」は、大人にこそ観てほしい作品です。
私自身、涙する場面もたくさんありました。
人生を生きていく上で本当に大切なものは何か、幸せとは何か。
改めて考えるきっかけを与えてくれます。
単なるファンタジー作品ではありません!!!
次の休日にでも、ぜひご覧になられてはいかがでしょうか。
作品詳細
公開日:2018年9月14日(金)
原題:「Christopher Robin」
監督:マーク・フォレスター
出演:ユアン・マクレガー、ヘイリー・アトウェル 他
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
©2018 Disney Enterprises, Inc.