その”好き”は友情か愛情か
週末は読書の日です。
本日は「今日から使える行動心理学」という本を読みました。
日常の行動心理学から恋愛心理学まで、幅広い内容が書かれています。
イラスト付きなので、とてもわかりやすく読みやすい一冊ですね。
本を読むのは苦手、でも心理学をこれから学びたいという方にオススメです!
その中で、自分の気持が友情か愛情かというものがありました。
つまり、この”好き”という感情は友達としてなのか(LIKE)、恋人(LOVE)としてなのか?というもの。
この感情、みなさんも一度は経験があるのではないでしょうか?
その時に、この感情がどちらなのか判断する方法というものがあります。
それが好意尺度と恋愛尺度です。
サウスカロライナ大学のデイヴィスが提唱したものです。
彼は、恋愛感情と好意感情は別物と謳っています。
その線引きの基準として、それぞれ3つの尺度を示しました。
恋愛尺度:
- 親和・依存欲求(一緒にいたい、この人がいないと困る)
- 援助傾向(この人のためなら犠牲を払える)
- 排他的感情(独占したい、誰にも渡したくない)
好意尺度:
- 好意的傾向(この人が好き、人として好き)
- 尊敬的傾向(この部分が尊敬できる)
- 類似性(趣味や嗜好が似ている)
異性に告白された時、その感情がどちらかわからない。
つまり、好きという感情がわからないということがあると思います。
そんな時は、この尺度を参考にすると良いかもしれませんね。
本書の中では、好きという感情がわからない場合、無理に結論を出す必要はないと述べられています。
少なくともどちらかわからないという時点で、”好き(LOVE)”ではないのは確かなのだからと。
本当に好きだったら、YESとすぐに答えが出せそうですもんね。
だけど、迷う時もありますからそんな時はこの尺度で考えて見てください。
私も昔、好きかどうかわからないという感情に悩んだ経験があります。
当時お付き合いをしていた彼に対してです。
その時、どう向き合って良いのかわからなくて、自分の感情の整理もうまく出来なくて「好きかどうかわからない、だから距離を置きたい」と言ったことがあります。
彼にしてみれば、そんなこと言われてもという感じだったと思います。
当時を振り返って考えてみると、私の彼に対する感情は愛情。
一緒に過ごした日々を思い出してみても、その行動は恋愛尺度に当てはまるのです。
何事も後悔は付き物だと思います。
でも、自分の感情が整理しないまま、ことが終わってしまうのはなんか悲しいですね。
少なくとも自分が納得した上で終わりを迎えたい。
それはわがままなんでしょうか。
だから私は心理学を今学んでいます。
相手のことを理解するためと自分の感情(心)を理解するためです。
今日は素敵な本に出会えました。
なんせ、昔のモヤモヤを解消してくれたのだから。