おるたな気分

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映画『ローン・サバイバー』想像を絶する3日間、2005年アフガニスタンでの実話

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▼本日作品はコチラ▼

  1. ザ・ウォール(2017年)
  2. ローン・サバイバー(2013年)

今回の記事では、2本目のローン・サバイバーについて書いていきます。

ザ・ウォール』についてはコチラの記事を御覧ください。

ayuupi.hatenablog.com

さてさて本作の『ローン・サバイバー

アメリカ海軍特殊部隊SEALs が登場します。

アメリカ海軍の特殊部隊ネイビーシールズ史上最悪の惨事と呼ばれる”レッド・ウィングス作戦”の全貌を映画化した戦場アクション。

実際にこの作戦に参加し、唯一生還した兵士の回忌録を原作に、極限状況下の戦場を描いた作品です。

4人のアメリカ兵に対して、200人のタリバン兵、、、。

”4人VS200人”というコピーに惹かれ、この映画を選びました。

絶望的なこの状況で、どう生き延びたんだろうと興味が湧きました。

 

映画『ローン・サバイバー』あらすじ

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2005年6月ネイビーシールズは、タリバン幹部の札アガイを目的とした極秘任務”レッド・ウィング作戦”を決行。マーカスを含む4人の兵士がヘリコプターでアフガニスタンの山岳地に降下し、偵察活動を開始する。

アフガン山岳地帯での偵察中、ある『決断』により200人超えのタリバン兵の攻撃にさらされる。

それは世界一の戦闘力を誇る隊員たちも死を覚悟するほどの絶望的な状況だった。しかし、ある1人の兵士がその極限状況を生き延び、奇跡の生還を果たす。

冒頭にも書いたとおり、本作は米軍の作戦が失敗に終わった実話に基づく作品です。

ゆえに、リアリティを突き詰めた戦場描写には、目を背けたくなるような思いでした。

 

アメリカ海軍特殊部隊SEALsの超過酷な訓練

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映画『ローン・サバイバー』は冒頭から衝撃的なシーンではじまります。

それは、過酷な訓練をする実際の隊員たちの映像です。

様々な訓練の様子を記録した映像をつなぎ合わせ、

  • どれほど過酷なものか
  • 一人前になることがどれほど凄いことなのか

を映し出しています。

 

特に印象的だった映像は、水中で息を止める訓練。

両手・両足を紐で縛られてプールに入水するというもの。

『呼吸できない状態に耐えろ』って、、、厳しすぎるよ。

 

訓練に耐えられず、脱落していく隊員もいました。

  • 『脱落なら(ベルを)3回鳴らしヘルメットを置け』
  • 『お前たちの決断次第だ。腹を決め訓練に合格するか、脱落するか』

 

横一列にヘルメットが並べられる映像をみて、「がんばる」とか「努力する」とか、そんな簡単な言葉で乗り越えられるものではないんだと痛感させられました。

私の悩みなんてホントちっぽけなんやなと。

この冒頭の映像があることで、本作が一層リアリティなものに仕上がっています。

 

最後に

冒頭シーンの映像は衝撃的で、あれだけでも胸が締め付けられました。

カッコいいとか、そんな言葉で表現できない程の逞しい姿。

もし、この隊員が私の大切な人だったら、「行かないで」「もう辞めて」と言ってしまうかも。

何かを守るために、耐える姿は言葉に表現できないですよね。

 

次の映画の内容ですが、戦闘シーンがたくさんあります。

特にタリバン兵と戦うシーンは見もので、終始ハラハラします。

最後のエンドロールでは自然と涙が出てしまいました。

この作戦の失敗によって、犠牲になったアメリカ兵も多く、SEALs史上最多の死者数を出したと言われています。

私が最後に泣いた理由にも繋がるのですが、エンドロールでは亡くなったアメリカ兵の写真が出てくるんです。ホント胸が締め付けられます、、、。

 

戦場に出ることがわかっているのに、なんで軍隊に入るのだろうと。

私はとても疑問に思ってしまいます。

そう思えるのも、私が安全な”日本”に住んでいるからなのかなと感じました。

最初から最後まで、引き込まれる作品です。

観て損はありません。むしろ、一度は観ておくべき作品とも言えます。

 

少しだけ残念だったのは、事実を基にした作品という割には、大事な部分が脚色されていてフィクション作品っぽくなっている点。

特に、200人以上いるとされていたタリバン兵の人数が実際は8〜10人くらいだったのには驚きです!!

ただその乖離に驚いたというだけで、作品としてはとても素晴らしいです。

▼作品情報▼

ローン・サバイバー

公開日:2014年3月21日

上映時間:2時間1分

監督:ピーター・バーグ

 ▼予告編はコチラ▼

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