恋人との別れはつらいかもしれないけど、悲しみの数だけ人は学ぶ
友人の別れ話を聞いて、”別れ”について考えてみました。
別れというのは、とても辛いものです。
ついこの前までは一緒にいたのに、気づけば1人になってしまった。
恋人の存在というのはだんだんと当たり前のものになっていく。
『いてくれてありがとう』なんて思わなくなってくる。
でも、実際にいなくなってみると、これがとてつもなく辛い。
恋人との別れは男性・女性ともに辛いことのひとつじゃないかなと思うんです。
食事ができないくらい落ち込む人もいるし、なかには体調を崩す人だっている。
好きな人との別れは確かに辛いけど、私たちは悲しみの数だけ学ぶことがあるのです。
涙の数だけ強くなれるのです。
恋は人を盲目にさせる
恋は盲目って言葉一度は聞いたことあると思います。
理性や常識を失ってしまうこと。
この言葉を実感するのは、実は別れた後だったりするものです。
別れた後に「私って、何してたんだろう?」と思う。
それは、付き合っている時には感じないのです。
相手がどれだけわがままだったとしても、相手が重度のメンヘラだったとしても、何も感じなかったりする。
相手のことが大切な存在だから「これくらい仕方のないこと」と思ったりするのです。
恋愛は魔法のようで、それが解けると不思議なほどに冷静になります。
今までの自分が恥ずかしくなることもあるでしょう。
例えば、私の場合は約束の時間をとうに過ぎているのに3時間も4時間も待っていたり、ドタキャンにも「大丈夫だよ〜」なんて明るく応じていたり。
その当時のことを考えると、なんだか面白いほどに愚かだったりする。
でも、恋は盲目なのです。
その時にはわからない。
だから、別れた時に辛くなってしまうのです。
「なんでこんなにも苦しいのだろうか?」と思ってしまう。
今までの思い出が走馬灯のように思い起こされて、
急に悲しみがこみ上げてくるのです。
でも、その経験こそが大事だったりしますよね。
恋愛をしている時は何も感じなくても、別れた時に喪失感を背負うことになる。
『苦しい、どうにかしたい。』
そんな感情が出てくるわけです。
ただ、そういう経験が次の恋愛において大きなヒントになったりもします。
「なにがいけなかったのか?」とか「なぜ別れてしまったのか?」
そうやって考えて、次第に良い恋愛をしていくようになるのです。
上手に恋愛できないのは当たり前
私は今でも恋愛上手ではないと思っています。
不器用だし、何か気の利かないところがあったり、相手からしたら不満を持たれるようなことをしていると思う。
でも、最初から恋愛上手な人なんていないと思うのです。
私たちは恋人との別れを経験して、
辛いと思った数だけ成長するもの。
そして、その分だけ人に優しくなれるのです。
辛い出来事は人生において少ないほうが良い。
そう思っている人は多いと思います。
私だってそう思います。
ただ、恋愛に関しては、辛い経験をするとそれだけ成長に繋がるような気がするのです。
恋人との別れが辛いと思った数だけ、良い恋愛ができるようになると思います。
恋愛の仕方なんて学校では習わないですよね。
もう経験して学ぶしかないように思います。
だから、わからなくて当然なんです。
- 相手を束縛してしまったり
- 相手に100%の理想像を押し付けてしまったり
でも、これは色んな人を経験することによって変わる。
たくさんの失敗から、学ぶことは実に多いのです。
女と男である前に、私たちは別々の人間なんだから上手くいかないのが基本。
だからこそ、『上手くいくためにはどうすべきか?』ということを経験を通して学ぶ必要があるのです。
次の人と幸せになるための恋愛
恋人との別れは辛い。
これは誰でも同じだと思う。
ついこの間まで一緒にいた人がいなくなるんだから。
でもこの別れは、次に好きになる”誰か”を上手に愛するための練習なんだと思います。
勉強でも同じですよね?
テストで良い点数が取れなかったら「何がいけなかったんだろう?」と考え、次に活かす。
そうやってだんだんと良い結果を残せるようになるのです。
恋愛でも、勉強と同じで、”恋人との別れが辛い”
そう感じた瞬間から次の恋愛がはじまっているような気がします。
何回も傷つくと、
- もう恋愛なんてしない
- 友達でいたほうが良かったんじゃないか
そんなことを思ってしまいます。
辛くて、辛くて仕方ない。
でも、その辛さが他の誰かを救うことだってあるんです。
恋人との別れは辛いかもしれないけど、別れてしまったのなら、それは運命の相手ではなかったということ。
次の誰かを幸せにしてあげれば良いのです。
別れは辛いけど、そこから学ぶこともたくさんあるんだよ!