三科光平「考えるで人生は変わる」日本一予約がとれない美容師になれた理由
若者からの絶大な人気を誇る『OCEAN TOKYO』
そこでカリスマ的人気を誇るのが、原宿店の代表でもある三科光平さん。
はじめて彼を知ったのはYouTubeでした。
見た目のかっこよさに惹かれて動画を見ていたのですが、”美容師”という職業に対して熱く語る姿をみて、もっと知りたいと次第に思うように。
見た目だけじゃなく、実力を兼ね備えた本物の美容師。
私にはそう感じます。
28歳という若さで”日本一予約がとれない美容師”となり、26歳のときには代表取締役に就任した彼の内側には、どんな思いや考えがあったのだろうか。
「考える」で人生は変わる 日本一予約がとれない美容師になれた理由
という本には、そんな三科さんの考えや思いが綴られています。
▼こんな人におすすめ▼
- ”考えて”行動することが不得意な人
- 自己表現の方法がわからない人
- 目標を立てるのが苦手な人
美容師ではない方でも参考になる本です。
28歳にして人気カリスマ美容師になった三科光平
メンズに人気の美容院『OCEAN TOKYO』
そこの原宿店で代表をしているのが三科光平さんです。
各種SNSを活用しながら、一般の方に向けて美容に関する技術の紹介や美容師を目指している人へのアドバイス等も行っています。
YouTubeではセット動画を中心にあげているので、男性はかなり参考になるかと。
私は動画をみながら、男の人も結構大変なんだなと思っています。
ただ髪型でだいぶ印象も変わるので、セットしたくなる気持ちもわかる。
女性が化粧するのと同じなのかな。
*経歴*
1989年1月16日生まれ。
OCEAN TOKYO harajuku の代表を務めるカリスマ美容師。男性人気No.1 。
日本一予約がとりづらい美容師と話題で予約は2ヶ月以上待ちのことも。
表参道AKROSに就職。アシスタントを経て約2年でスタイリストデビュー。
副店長を経験後、2013年『OCEAN TOKYO』店長に抜擢。
YouTube動画総再生回数は1000万回を超える。
スピード感が単純に凄いと思う。
美容師は、スタイリストになるのも難しいと聞くし、その中で20代で店長にまで就任するとは!!!!
正直、見た目で売れているのかと思っていました。
でも本を読んだらわかります。
絶対にソコだけじゃない。
考えて、考えて、考えたからこその”今”なんですよね。
『夢』ではなく『目標』を掲げることが大事
本を開いた1ページ目にこんな言葉が書かれています。
「夢を見る」という言葉は好きじゃない
確実に実現させるという「目標」を
掲げることのほうが大事
”目標が大事”ということは、この本の中で何度も繰り返し話されています。
おそらく、三科さんが一番伝えたいことなんだと思います。
目標を設定したら
逆算してプロセスを考える
効率よく着実に達成するため
目標を立てるだけなら、出来ている人はたくさんいると思います。
苦手な人でも、なんとかそこまでは出来ますよね。
ただ、実現に向けた逆算って案外難しい。
逆算って「自分との対話」そのもので、とても辛い行為だと思います。
でも、これが出来るか出来ないかが、目標達成率に大きく繋がるんですよね。
知って、観て、理解を深め成長する
- 理論本や業界紙で「理論」という情報をインプット
- 職場では先輩の施術を意識して「観る」ことで情報をインプット
- そして、インプットした情報をアウトプットし向上する
三科さん的、成長のプロセスはこんな感じです。
与えられた仕事をこなしているだけで、ヒントに気づかずに一日を過ごすのは本当にもったいないことだと思います。
前知識があるのか、ないのかは確かに大きい。
私自身、看護職をやっていますが事前学習をした上で手技をみるのでは、「気づき」に大きな差があります。
多くのことに気づけるし、疑問もたくさん出てくるので理解が深まるスピードも早くなります。
この考え方はとても重要で
- 毎日をただぼんやり過ごしている。
- 仕事が楽しいと感じられない。
- 自己の成長を実感できない。
こんな悩みがある人は、「気づき」が少ない人なんだと思います。
だからこそ、勉強っていつまでも大事なのです。
カリスマと呼ばれ、日本一予約がとれない美容師となった三科さんでも、隙間時間には読書をしインプットを欠かさないそうです。
そこで得た情報をアウトプットするれば、より理解が深まるし、誰かを救うことだってあるんですよね。
SNSは自分自身「見せたい自分」「こうありたい自分」を見せろ
第3章では、SNSを使った自己ブランディング方法について書かれています。
- 具体的にどう使えばよいのか。
- 三科さんはそう使ったのかについて。
三科さんは、SNSを自分自身だと考えています。
だからこそ、考えて利用しなければならないし言葉も選ばなきゃいけない。
その状況を例えるなら、声が良く通る体育館のステージに立っているようなもの。
ネガティブ発言は見ている人からの評価を下げるだけ。
だからこそ、有益な情報を発信しようよ!と。
自分の価値をあげられれば、例えばクラスで人気になれたり、異性にモテるようになったりすることにも繋がるのではないでしょうか。
SNS=自分自身=自己表現の場
ツイキャスを利用して、『OCEAN TOKYO』を知ってもらう
Twitterでライブ配信ができるサービスのことで一般の人でも利用可能です。
当時、店長をされていた三科さんは、とにかくお店を知ってもらいたい!という思いが強かった。
そこで、若い人の間で人気が広まっていたツイキャスを選択。
営業が始まる前に、毎日ツイキャスをし、美容情報を発信しました。
- 髪をスタイリングする方法
- 質問にリアルタイムで答えていく等
話す姿が見えることで親近感が湧き、コミュニケーションを取ることで距離感が縮まっていく。
発信した内容に対しての反応も次第によくなったそうです。
ただ発信するのではなく、
- 自分の発言を見た人がどんな思いを抱くのか。
- それによって相手にはどんな利益があるのか。
- 自分にはどんなメリットがあるのか。
「効果」しっかり考えるべきだとも三科さんは語っています。
最後に
「あいつ、いつやめるのかな(笑)」
「どうせ知名度だけでしょ」
美容専門学校に通いながら、実は読者モデルをしていた三科光平さん。
知名度がどんどんあがる一方、こんなヒドイ言葉もかけられたそうです。
人生がつまらない、、、そう本気で思うほど人の目が気になって仕方なかったと。
ただ、そんな時期があったからこそ今の自分があるとも言っています。
メディアに登場している僕のイメージで、美容師としての僕を評価されるなら、ヒソヒソ言っている人たちを黙らせる実力を得るしかないんだ。
考えることで人生は変わるし、
逆に考えなければ人生は変わらない。
YouTube動画やTwitterの投稿の中でも、三科さんは「考える」ことの重要性について何度も語っています。
「考える」で人生は変わる という著書はまさに、三科さんが思う「考える」について集約された本です。
- 図解で「考え方」の解説がされていたり
- 大事なことは青文字になっていて
- 写真も多いので
とても読みやすいです。雑誌を読んでいる感覚 。
普段あまり本を読まれない方でも、ストレスなく読破できると思います。
最後に掲載されている『三科光平に50の質問』は、三科さんファンなら必ず目を通しておきたいページ!
ちなみに、三科さんが読書を始めるきっかけになったのがコンビニで手にした統計学の本。
「成功する人は読書習慣がある」ということが書いてあって、本を読むようになったそうです。