陰口は大人の代表的ないじめだと思う
退職理由の一番は、『人間関係』って言われますよね。
私嘘だと思ってました、自分が社会人になるまで。
- 周りはみんな良い大人たちだから、多少嫌なことがあっても我慢すればいいじゃん。
- ひとりやふたり合わない人がいるのは当然のことだし、気にしなければいいのでは?
と他人事のように考えていました。
でも今、その理由がよくわかります。
退職理由が『職場の人間関係』である理由が身に染みてわかるのです。
- 入社してすぐにパワハラがはじまった
- ひたすら指導を受ける日々
- 本当に私は”性格・態度”に問題があるのだろうか
- どんどん悪循環にハマっていく
- あれから1年経った今、私はまだココにいる
- なぜここまでやってこれたのか
- 陰口は誰も得しない、つまらない大人のいじめです
- 最後に
入社してすぐにパワハラがはじまった
「あっ、目を付けられたな」と思った時期があって、その時から”話し方や性格、態度”についてやたら上司に言われるようになりました。
- 上から目線
- 言い方がキツイ
- 心を開いていない
- 周りに壁を作っている
しまいには、「性格を変えたほうがいい」とまで言われました。
目を付けられた出来事
あれは入社して1ヶ月経った頃でした。
同期と私の3人が上司に呼ばれて”働きぶり”について指導を受けたとき。
「もう入社して1ヶ月も経つのに、あなた達は何をやっているの?」
「全然動けていないじゃない」
「他の部署の中でも一番遅れている」
とかなり厳しい言葉を言われたのです。
正直、まだ1ヶ月しか経っていないのに、何をそんなに求めるのかと疑問に思いました。
ましてや私たちは看護師。
上司(師長)が言う『他の部署』とは、リハビリや放射線技師のことです。
業務内容が違うのに何をどう比較しているのかと、だんだんイライラしてきたのです。
自分では我慢していたつもりでも、表に出ていたのでしょう。
その日を境に、変わりましたね(笑)
ひたすら指導を受ける日々
新人のうちは失敗もしてしまいますよね。
その度に指導を受けるのは当然のことだと思います。
ただ、人格まで指導するのは違うと思うんですよね。
失敗したことに対して注意を受けた後、決まって”性格・態度”の話になってました。
言われることも毎回同じで。
- 上から目線
- 言い方がキツイ
- 心を開いていない
- 周りに壁を作っている
そして最後は「性格変えたほうがいい」
30分から長いときで1時間。
入社して半年くらいまでは、週に2回くらいのペースでこんなことがありました。
仕事でもどんどんミスをするようになるし、だからまた怒られるし、、、。
結果、仕事できない人扱いをされるのです。
本当に私は”性格・態度”に問題があるのだろうか
ここまで言われると、自分に問題があるのでは?と思いました。
今まで言われたことがない言葉でしたが、周りが気をつかって言わなかっただけで、本当はそうだったのかもしれない。
そう考えるようになったのです。
そして、人と話すのが次第に怖くなりました。
そんな状態になったので、なお言われるのです。
- 心を開いていない
- 周りに壁を作っている
もう頭がおかしくなりそうでした(笑)
どんどん悪循環にハマっていく
私が所属している部署は、9人くらいの小さな部署です。
だからこそ、噂話というのはすぐに広まって、コソコソ陰で言われる。
みんながみんな、そんな人ではないけど、集まると言いたくなっちゃうのかな。
陰口って聞こえてくるんですよね、、、。
言っている本人は聞こえていないつもりでも、聞こえてるんです。
半径3メート以内に私はいるです。
あまりにも辛くて助けを求めた
入社して1年も経たない間に、こんなことが起きたものだから耐性がない。
我慢強い私でも、周りに助けを求めるようになりました。
- 昔からの友達や家族
- SNSで気持ちを吐露しました
そしたら、色んな方から心配や励ましの言葉をもらって、凄く幸せを感じたのです。
「どうせ自分なんか」「何をやっても無駄だ」と自己の存在価値までを否定していた状態だったので、ひとりひとりの温かい言葉が心に染みました。
本当に今でも感謝しています。
あれから1年経った今、私はまだココにいる
衝撃のパワハラスタートから1年。
私はまだ退職していません。
- ”性格や態度”に対して、気づいたら言われなくなっていた。
- 職場環境に慣れた(話せるようになった)
- 業務にも慣れてきた。
こんな状態だからです。
ただ、今でも陰口は続いています。
仕事でミスをしていなくても、「行動が遅い」だの「あれができていない」など色々言われるのです。
何をしていても言われるのです、そう今では考えるようになりました。
なぜここまでやってこれたのか
そんな環境でよく1年もいたな、そう思う方もいるでしょう。
自分でもビックリします。
私は今27歳で、これまでアルバイトや社会人として別の職場で働いた経験もあります。
その時には『人間関係』で悩むことはありませんでした。
こんなに言われることもなかったし、他人事のように思ってたくらいなので。
だからこそ、やってこれたのかもしれない。
- 本当の自分はこんなではない。
- できる、大丈夫だ
とそんな気持ちが救ってくれたのかもしれないです。
正直言って、はっきりとした理由は自分でもわかりません。
陰口は誰も得しない、つまらない大人のいじめです
陰口を言う人の中には同期もいます。
もう信用していません。
『言葉は刃物』なのです。
- 勢いで言った
- 周りの雰囲気に飲まれた
- そんなつもりではなかった
色々言い分はあるでしょうが、一度口から出た言葉は元には戻せないのです。
不満を言いたくなったり、愚痴を言いたくなったり。
そんなことは誰でもあると思います。
私だって、イライラすると言いたくなることありますもん。
でもその時に、”自分が発する言葉で誰かが傷つくかもしれない”と考えてみて下さい。
一瞬だけでもいいので、考える時間を作って下さい。
最後に
私は今の職場を退職する予定でいます。
”慣れた”とは言っても、一度傷ついた心はそう簡単には癒えません。
自分を傷つけてまで居たいと思える環境ではないのでサヨナラします。
- 陰口を言う人に対した奴はいない。
- ストレスが溜まっている可哀想な人。
悩んでいる時に目にした言葉です。
自分はダメなやつではないんだと思わせてくれた言葉です。
私もいつか、同じような思いをしている人を救えたらいいなと思う。
「キミは大丈夫だよ!」と言えるように、まずはこの状況を整えていきます。
最後までありがとうございました!
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『言葉は刃物なんだ』のセリフはこの映画のワンシーンです。